肝斑の原因
肝斑は妊娠、ピルの服用、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れが主な原因とされています。
また紫外線などの影響で濃くなったりもします。
見分け方
肝斑は左右対称にできるのが特徴です。色は通常のシミより薄くぼんやり広がっています。
肝斑を消すステップ
肝斑を消すためにはトラネキサム酸の服用と美白ケアを合わせて行うのが効果的です。
★内側からのケア
トラネキサム酸の服用が効果的
肝斑にはトラネキサム酸(アミノ酸の一種)を服用がおすすめです。
トラネキサム酸はメラニンの発生要因の一つ、メラニン生成細胞を活性化する因子をブロックすることでメラニンの発生を抑える効果があります(通常のシミにも効果はあります)。
しかしトラネキサム酸は飲み続けると血栓ができやすくなるリスクがあるため、長期的に飲み続けるものではありません。服用期間は8週間程度が目安となります。
またピルを服用している人など利用できない場合がありますので、使用上の注意をよく確認して服用しましょう。
ビタミンB、Cを意識して摂取
また肝斑は通常のシミと同様にビタミンB、Cといった成分が効果的です。
食事やサプリで意識的に摂取しましょう。
★合わせてスキンケアを行う
肝斑に効果のあるスキンケアは以下の通りです。
トラネキサム酸の服用と合わせて行うことでより効果が期待できます。
日焼け止め
肝斑はホルモンバランスの乱れが主な原因であるものの、紫外線の影響も受けます。
外出時は特に日焼け止めを欠かさず塗りましょう。
美白美容液
肝斑は美白美容液などの効果が期待できます。積極的に利用しましょう。
ターンオーバーの促進
食事、睡眠、入浴、ピーリング石鹸の使用などでターンオーバーを促進しましょう
★レーザー治療では悪化することも多い
肝斑は基本的にレーザー治療が向かず、逆に悪化する場合もあるとされているため注意が必要です。
しかし近年では肝斑に効くレーザーも出てきていますので、希望される場合は信頼できる美容皮膚科などで相談しましょう。
肝斑と似ているシミにも注意
肝斑と似ているシミに「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」というものがあります。ADMは肝斑と違い美白化粧品で消し去ることが難しく、レーザー治療が効果的なシミになります。
ADMは肝斑と見分けがつきにくく、また両方のシミが混在していることもあります。
肝斑治療が効かないものはADMである可能性もありますので、気になる場合は皮膚科で相談してみましょう。