ターンオーバーとシミの関係
私たちのお肌の細胞は常に入れ替わりを繰り返しており、古くなった細胞は表皮から剥がれ落ち、新しい表皮に生まれ変わります。
この周期を「ターンオーバー」と呼んでおり、理想的な「ターンオーバー」の周期は、28日であるといわれています。
10代から20代前半までは、ほぼ28日周期で繰り返される「ターンオーバー」ですが、一説には40代以降ではおよそ53日もの日数が必要になるのだとか。
この「ターンオーバー」の周期が長くなるほどに、お肌の老化は進み、シミができやすくなるのです。
ここでは、「ターンオーバー」のメカニズムとシミの関係について説明いたします。
「28日周期」は、あくまでも基準
「ターンオーバー」のメカニズムはどのようになっているのでしょうか。
私たちのお肌は、表皮、真皮、皮下組織により構成されており、表皮の内部に存在している真皮は「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「セラミド」などの成分により、はりや潤いが保たれています。
これらの成分が年齢とともに減少することはよく知られていますが、それだけではありません。
実は、女性特有の身体の症状や、外部からの刺激により、「ターンオーバー」が遅れ、シミができやすくなることがあるのです。
つまり、10代、20代の方であっても、身体の状態次第ではお肌の老化が進み、シミができやすくなってしまうということです。
女性に多い「冷え性」と「ターンオーバー」
「冷え性」の原因、それは「血行不良」です。
私たちの身体に張り巡らされている血管は、いわば身体の細胞や組織に栄養分を運ぶパイプの役割を果たしています。
その大切なパイプが詰まってしまったらなにが起こるのでしょうか?
古い血液が血管内に滞留し、「血行不良」に伴う「冷え性」の症状が現れてくることがわかりますよね。
ということは?
理想的なお肌の「ターンオーバー」をつくり出すためには、「血行不良の改善」が先決であるということです。
血行不良の改善には、ニンニクとショウガ!
私たちの身体の中には、身体の機能を活発にするための「交感神経」が存在しています。
この「交感神経」を刺激する「アリシン」「ビタミンB1」「アリチアミン」という成分が大量に含まれているのがニンニクなんです。
さらに「アリシン」に熱が加わると、「スコルジニン」という成分に変化し、これが「血行不良」の改善に、大きく貢献してくれます。
そして、ショウガ。
ショウガは古くから私たちの食卓に「薬味」として使われてきている食品ですが、実は、紅茶にショウガ汁をプラスすることにより、紅茶の持つ「テアフラビン」と、ショウガの持つ血行促進作用が相乗効果を高めることがわかっています。
慣れないと少々飲みにくいですが、ハチミツや甘味料を少量加えることにより、格段に飲みやすくなりますよ!
「血行不良」の改善には、ニンニクとショウガ。
ぜひ、毎日の食事や飲み物で、上手に摂取してみて下さいね。